- 初心者にスイングトレードは向いている?
- 大損したくない
- お金に困らない人生を目指したい
この記事ではこんな悩みを解決できます。
スイングトレードはやり方を間違えると資産が大きく減り、市場から一発退場になる危険性があります。
そこでスイングトレードで毎月数万円の利益を出している筆者が以下の内容で記事を書きました。
- スイングトレードは初心者でもできる
- メリット・デメリット
- 負けないための3つコツ
- 銘柄の選び方
この記事と読むことで、初心者でも大損せずにスイングトレードに挑戦できるようになります。
ぜひ、最後まで読み進めてください!
スイングトレードの仕組み
スイングトレードは数日から数週間の取引で利益を目指す手法です。
1日で完結するデイトレードと比べると値幅を大きく取れるのが特徴で、相場の波に上手く乗れば10%以上の利益も難しくありません。
日を跨ぐトレードスタイルなのでパソコンに1日中張り付かなくても大丈夫です。
以下の図のように「チャート」と呼ばれる株価の動きをグラフ化したものから値動きを予測し、安く買って高く売れば利益になります。
株価が上がり始めた時に買って、下がりそうになったら売ります。
勝率を上げていけば資産を大きく増やせるでしょう。
スイングトレードは初心者でもできる
スイングトレードは初心者でも十分に取り組める投資方法と言えます。
理由は以下の3つです。
- 40〜50万円の資金があれば始められる
- 最初は誰でも初心者
- トレード回数を重ねながらスキルを身につける。
100冊の本を読むよりトレードを経験した方がスキルは確実に身につきます。
水泳の本を読んでも泳げるようにはなりませんよね。何よりも実践が大切。
しかし、以下の点に3つの注意しないと損失が大きくなり、トレードを続けられなくなる可能性が高いです。
- 一発逆転を狙おうとする
- 損切りができない
- 最初から大金を注ぎ込む
スイングトレードはギャンブルではないので、一発逆転はありません。
コツコツ勝つしかないのです。
値下がりした株を損切りできず、放置することも大きな損失に繋がるのでNGです。
損切りとは値下がりした株を売却して損失を確定させること。
損切りを早めにすることで損失を最小限に抑え、リターンを最大化できます。
また、資金がたくさんあるからといって一度に全額を注ぎ込むのもNGですよ。
資金を増やすのはトレードで勝てるようになってからで十分です。
500万円の資金があるなら、100万円ずつトレードに使うなどして軍資金を温存しましょう。
初心者がスイングトレードをする3つのメリット
- 短期間で利益を狙える
- 長期的なリスクを排除できる
- サラリーマンでもできる
1.短期間で利益を狙える
スイングトレードは数日〜数週間の短期間で利益を上げることができます。
例えばある銘柄が1週間で10,000円から11,000円に上昇した場合、100株持っていれば1週間で10万円の利益を得ることができます。
中長期のトレードでは取引期間が5年以上かかる場合もあるので、結果を早く知りたい方はスイングトレードがおすすめです。
また、数日で結果がわかるので成功体験を積みやすく、モチベーションの向上にも繋がるでしょう。
資金が長期間拘束されることもなく、資金効率が非常に良いトレード方法と言えます。
2.長期的なリスクを排除できる
スイングトレードは長くても数週間で完結する取引ですので、数年先の突発的なリスクを考慮する必要がありません。
長期投資では数年先に起こるかもしれない紛争や災害によって株価が暴落する危険があります。
会社の業績予測や将来性なども考慮しないといけないので、予測不可能なリスクが多いのが長期投資です。
スイングトレードでは長期的な不確定要素を排除できるので、シンプルなトレード方法と言えます。
もちろん、チャートの分析のスキルや動じないメンタル等が必要になってきますが、株を買う人が多いのか、売る人が多いのかを追求すれば勝てる可能性が高いです。
3.サラリーマンでもできる
1日中画面に張り付く必要があるデイトレードと違って、サラリーマンでも取り組めるのがスイングトレードの良さです。
株の購入は相場が閉まった15時以降でもできるので、夜でも十分取り組めます。
私もサラリーマンなので、日中は相場を見ることができません。いつも仕事が終わった後や週末の時間を活用してトレードをしています。
株価が下がってしまっても証券会社には株を自動で決済する機能がありますから、日中は値動きを注視しなくても大丈夫です。
初心者がスイングトレードをする3つのデメリット
- トレードスキルが必要
- 突発的に価格が変動する可能性がある
- 損切りが難しい
1.トレードスキルが必要
初心者でもある程度のトレードスキルがないと稼ぐことはできません。
スイングトレードは銘柄選びや投資するタイミングを自力で判断しなければいけないからです。
何も学ばずに始めると大きく損をする可能性が高いです。
まずはスイングトレードに関する書籍から学ぶところから始めましょう。
前提知識が身に付いたら、チャートがどんな動きをするのか予測する練習がおすすめです。
お金を出すのはそれからでも遅くありません。
2.突発的に価格が変動する可能性がある
スイングトレードは短期といっても数日〜数週間は株を持ち続けるので、デイトレードと比べると価格変動のリスクは高いです。
そのため、「投資してほったらかし」という人には向かないトレード手法です。
しかし、逆指値注文を使うことで株価の急な下落にも対応することができます。
逆指値注文とは、「株価が〇〇円以下になったら自動で決済してね」という機能です。
私は株を買うと同時に逆指値注文を入れることで株価が急落するリスクに備えています。
3.損切りが難しい
損切りは自分の間違いを認めることになりますので初心者には難しく感じます。
頭ではわかっていても実際にやってみると実行できないものです。
しかし、損切りを適切にできないと損失がどんどん広がり、さらに売却できなくなってしまいます。
損切りは必要経費だと割り切って実行することが勝てるトレーダーへの必須条件です。
どこで損切りをすればいいかわからない方は、逆指値注文で事前に損切り設定をしておきましょう。
株を買うのと同じタイミングで設定することができます。
私は買った価格より2%下落したら損切りができるように設定しています。
適切な損切りがスイングトレードを続けていく必須条件です。
初心者がスイングトレードで負けないための3つコツ
スイングトレードは勝ちにいくのではなく、負けないトレードを徹底することが大切です。
これは初心者でも上級者でも同じこと。
スイングトレードで負けないコツは以下の3つです。
- テクニカル分析を学ぶ
- 損切りは利益だと考える
- 決めたルールは絶対に守る
カリスマ投資家のテスタさんも「負けなければおのずと勝ちになる」とおっしゃっているように、負けをいかに減らせるかを考えていきましょう。
1.テクニカル分析を学ぶ
テクニカル分析とは過去の株価の動きを表したチャートから投資家心理を分析し、今後の値動きを予想する手法です。
以下の画像はそのチャートです。見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
テクニカル分析はスイングトレードする上で欠かせません。
なぜなら、チャートは投資家心理を表し、近い将来の株価を予想するのに役立つからです。
株式相場は繰り返されるのが鉄則。チャートには先人たちの経験・失敗が詰め込まれています。
火は危ないから近づかないのは、過去に火傷をした経験があるからです。
失敗して初めて学ぶのではなく、過去の経験則が詰め込まれているチャートを分析することで同じ失敗を繰り返さないようにしたいものです。
2.損切りは利益だと考える
損切りを迷いなく行うことで、トレードで得られる利益は最大化します。
なぜなら、損切りによって損失を最小限に抑えることができ、次の投資チャンスに繋げることができるからです。
損切りを2%に設定していれば、予想が外れたとしても98%の資産は守れるわけです。
反省を次のトレードに活かせば、勝てるチャンスは増えますよね。
また、負けた時に2%の損失、買った時には5%の利益を得られると仮定すると、トレードが5勝5敗だったとしても利益はプラスになります。
損切りによって損失をコントロールできるので、結果的に利益が増えるということです。
損切りは利益の一部だと思って迷いなくできるようにしましょう。
3.決めたルールは絶対に守る
自分で決めたトレードのルールを守れない人はいい結果は残せません。
なぜなら、毎回ブレブレな行動をしているとトレードの敗因がわからず、次に活かせないからです。
例えば、ナンピン買いを絶対にしないというルールがあったとします。
※ナンピン買い・・・保有する銘柄の株価が下がった時に、さらに買い足して平均購入価格を引き下げようとすること
予想に反して株価が下がった場合、損切りをルール通りできていれば「買うタイミングが間違っていた。次はこうしよう」と反省をすることができます。
ところが、ナンピン買いして株価がさらに下がり続けると「もっと底値を狙うべきだった」という不必要な反省をしてしまいます。
ルールを破ると次のトレードに活かせる経験を得られません。
トレード日記をつけるなどしてご自身のトレードがルールを破っていないかチェックしましょう。
スイングトレードが向いている人
- コツコツ成果を出し続けられる人
- 感情的にならない人
- 継続的に勉強に取り組める人
1.コツコツ成果を出し続けられる人
スイングトレードは数%の利益を積み重ねるトレード手法であり、地味なことをコツコツ続けられる人が向いています。
「株価が10倍になる銘柄に投資したい」など1銘柄で大きな利益を狙いたい方は長期トレードが向いているでしょう。
しかし、株価が上がるところだけを狙うスイングトレードは効率よく資産を増やせるので、スキルを身につければ長期トレードよりも資産を増やせる可能性は高いです。
小さな成果を積み上げるのが得意な人はスイングトレードがおすすめです。
2.感情的にならない人
トレードにおいてメンタルは非常に大切です。
感情をコントロールできない人は負けた時に冷静な判断ができなくなり、無理なトレードに走ります。
焦って売買すると資産はどんどん減っていくでしょう。
私も感情的になったトレードは一度も成功したことがありません。
感情的にならないためにも自分の中のルールを徹底的に守ることが大切です。
ルールに従って取引をすれば、感情をトレードに持ち込まずに済みますよ。
3.継続的に勉強に取り組める人
スイングトレードは1日2日で勝てるようにはなりません。
トレードをしていれば何回も負けを繰り返します。
大切なことはなぜ負けたのかを反省し、次に活かすことです。
勝てる投資家はトレード日記を欠かさず書き、同じ失敗をしないように分析を繰り返します。
同じ失敗をしないように学び続ける人が株式市場で生き残るのです。
初心者でもできるスイングトレードの銘柄の選び方
銘柄を選ぶ際は、以下の3つの点を意識すると株価が想定外に乱高下しづらくなりますよ。
- 証券会社のスクリーニング機能を使う
- 出来高が10億以上ある大型株を選ぶ
- トレンドが発生している銘柄を選ぶ
1.証券会社のスクリーニング機能を使う
スクリーニング機能とは検索条件を絞ることで、投資したい銘柄だけを表示してくれるツールです。
株価が安い銘柄や値動きが激しくない銘柄など、ご自身の投資スタイルに合わせた投資先を探すことができます。
スクリーニングで選定した銘柄を日々監視してエントリーのタイミングを待ちます。
以下はSBI証券の画面ですが、スクリーニングの条件は保存もできるので便利です。
スクリーニングした銘柄の中から投資したい企業を選ぶと時短にも繋がります。
2.出来高が10億以上ある大型株を選ぶ
初心者の方は出来高が10億円以上の大型株を選ぶのがおすすめです。
なぜなら、出来高が多い企業はたくさんの人が売買しているので、値動きが安定しており、株価が乱高下するリスクを抑えられるからです。
出来高が少ない銘柄は大口の投資家の売りによって株価が急落する危険性があり、初心者は避けた方がいいです。
出来高の大小もスクリーニング機能で絞れますのでご活用ください。
3.トレンドが発生している銘柄を選ぶ
スイングトレードでは必ずトレンドが発生している銘柄を狙いましょう。
なぜなら、トレンドが発生している銘柄の方が株価の方向感がわかりやすいからです。
以下は上昇トレンドのチャートです。株価が上を向き、一時的に下落してもすぐに反発していますね。
上昇トレンドなら買い、下降トレンドなら売りで入ることで、株価が想定より逆向きに動くリスクを下げることができますよ。
トレンドに乗ったトレードで成功体験を積んでいきましょう。