この記事では以下の悩みを解決できます。
- ミニ株・単元未満株投資って初心者でもできる?
- 銘柄は何を買うべき?どうやって買い進めるの?
- 利益を出すコツは?
株式投資と聞くと、まとまった資金が必要なイメージがありますよね
元銀行員でFP2級を持つ筆者が、ミニ株・単元未満株のメリット・デメリットや、始め方を解説します。
後半では、おすすめのネット証券や銘柄も紹介していますよ。
投資の知識を身に付ける最短ルートは実際にやってみること。
【投資する→知識が身に付く→資産が増える→知識を活かしてさらに資産を増やす】このルーティーンが確立できれば、他の人と圧倒的な差がつきます。
ぜひ、最後まで読み進めてください!
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ミニ株・単元未満株とは?違いを解説
ミニ株とは通常の10分の1の株数から売買できるサービスです。
ミニ株なら10株単位で売買できるので、10万円用意すれば投資ができます。
一方、単元未満株はさらに小さい1株単位から売買でき、1株=1万円なら1万円で株式投資が始められますよ。
ミニ株と単元未満株は厳密には異なりますが、同じ意味として使われることが多いです。
ミニ株・単元未満株の5つのメリット
- 少額で投資できる
- 分散投資できる
- 配当金・株主優待も受け取れる
- 初心者でも個別株に挑戦しやすい
- 株式投資の勉強になる
1つずつ解説します。
1.少額で投資できる
ミニ株・単元未満株は最低1株から取引できるので、銘柄によっては数千円で株式投資を始められます。
実際の例を見てみましょう。
高配当で人気がある「日本たばこ産業(JT)」の最低売買金額は41万円ほど(2024年4月時点)です。
ミニ株・単元未満株を利用すれば、4,000円ほどあれば株式投資ができます。
時期をずらして少額ずつ買うことで購入金額を平均化できるので、リスクを軽くできますよ。
筆者も15社の高配当株式に数千円ずつ投資しています。金額が少ない方が精神的な不安も少ないです。
ミニ株・単元未満株はこれから個別株に挑戦したい方に最もふさわしい方法です。
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2.分散投資できる
ミニ株・単元未満株は1回あたりの投資金額が少ない分、たくさんの銘柄に分散投資することでリスクを軽減できます。
投資の格言で「卵は1つのカゴに盛るな」がありますが、分散した方がカゴを落としても割れる卵の数は少なくて済みますよね。
株式は値動きが激しい資産ですので、値動きを平均化するために分散することが大切です。
以下は分散投資を説明した画像です。分散することで真ん中の線のように値動きを滑らかにできます。
ミニ株・単元未満株は投資の基本である分散投資がしやすいです。
3.配当金・株主優待も受け取れる
ミニ株・単元未満株でも、企業によって配当金や株主優待を受け取れます。
NISA口座を使えば、配当金が非課税です。
株主優待や配当金を受け取るためには、株主名簿にご自身の名前が記載される必要があります。遅くても権利確定日の2営業日前までに株主になっておきましょう。
以下は1株から株主優待を実施している企業3選です。
企業名 | 優待内容 | 最低投資額 (2024年4月4日時点) |
---|---|---|
ニップン(2001) | グループ会社指定商品 (アマニ油、サプリメントなど) | 2,372円 |
パソナグループ(2169) | グループ飲食店、アトラクション利用クーポン | 2,669円 |
テルモ(4543) | 電子血圧計、体温計、カレンダー | 2,705円 |
以下は高配当を出している企業3選です。
企業名 | 配当利回り | 最低投資額 (2024年4月4日時点) |
---|---|---|
日本たばこ産業(2914) | 4.69% | 4,140円 |
花王(4452) | 2.46% | 6,099円 |
三菱HCキャピタル(8593) | 3.19% | 1,035円 |
おすすめの銘柄については記事の後半で詳しくお伝えしています。
4.初心者でも個別株に挑戦しやすい
ミニ株・単元未満株は数千円から始められるので、投資初心者でも始めやすいです。
投資信託では100円から始められるネット証券も登場してきました。
ミニ株・単元未満株も金額のハードルを下げることで、個人でも個別株に参入しやすくなっています。
少額からコツコツ買っていけば、資産は着実に積み上がっていきます。
理想のポートフォリオを目指して個別株投資を始めてみましょう。
5.株式投資の勉強になる
自分でお金を出して投資するのが、1番良い勉強方法です。
身銭を切ることで投資が他人事から自分事になり、真剣に向き合うようになります。
もちろん、投資をして終わりではなくインプットすることも必要です。
筆者は日経新聞や経済系のニュース番組を毎日欠かさず観ています。
インプットしたら投資でアウトプットするのが、スキルを身に付ける王道ルートです。
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ミニ株・単元未満株の5つのデメリット
- 取引できる証券会社が限られている
- 手数料が割高になる
- 売買できる時間に制限がある
1つずつ解説します。
1.取引できる証券会社が限られている
ミニ株・単元未満株は証券会社が独自に展開するサービスなので、取引できる証券会社は限られています。
しかし、2024年1月から始まった新NISAの影響で個人の投資意欲は向上中。ミニ株・単元未満株のように少額で投資できるニーズは高くなっています。
楽天証券は2023年春から単元未満株(かぶミニ)の取引を始めました。
2024年4月時点でミニ株・単元未満株投資ができる主なネット証券は以下の通りです。
証券会社名 | サービス名 | 売買手数料 | NISA |
---|---|---|---|
楽天証券 | かぶミニ | 無料※スプレッドあり | |
SBI証券 | s株 | 無料 | |
マネックス証券 | ワン株 | 買付無料 売却時0.55%(税込) | |
auカブコム証券 | プチ株 | 約定代金の0.55%(税込)最低52円 ※NISA利用時無料 |
手数料が安いネット証券でミニ株・単元未満株のサービスは広がっています。
NISAを利用すれば利益・配当金が非課税になりますよ。
2.手数料が割高になる
ミニ株・単元未満株は少額ずつ買っていくと、100株単位で買うより手数料が高くなります。
手数料は取引の都度かかるので、購入回数が多いほど割高だからです。
1万円あたりの手数料が100円だとすると、100万円まで100回に分けて買った場合、合計1万円も手数料を取られます。
100株を1度で買う場合はここまで高くなりません。
投資で良いパフォーマンスを発揮するなら、手数料は極力抑えたいですね。
ミニ株・単元未満株投資をするなら手数料がリーズナブルなネット証券がおすすめです。
楽天証券とSBI証券は売買手数料が無料ですよ。
3.売買できる時間に制限がある
ミニ株・単元未満株は通常の株式と異なり、リアルタイムでの売買ができません。
注文方法も希望価格を指定しない「成行注文」のみ対応しています。希望価格を指定する「指値注文」はできません。
ミニ株・単元未満株を注文した場合、午前中もしくは午後の最初の株価で購入することになるので、1分1秒を争う短期取引には不向きでしょう。
ミニ株・単元未満株は分散投資できるメリットを活かし、長期でコツコツ投資する方法が向いています。
唯一、楽天証券の「かぶミニ」はリアルタイムでの取引に対応しています。
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ミニ株・単元未満株の投資ができるネット証券3選
- 楽天証券
- SBI証券
- マネックス証券
1つずつご紹介しますね。
楽天証券
楽天証券は1株から取引できる「かぶミニ」を利用できます。
ネット証券で唯一、リアルタイム取引ができますよ。
ミニ株・単元未満株は売買するタイミングが限定されますが、楽天証券では常にほしいと思ったタイミングで取引ができます。
リアルタイムの場合スプレッドが0.22%かかりますが、寄付では購入・売却手数料が無料です。
スプレッド・・・売値と買値の差。
寄付(よりつき)・・・その日の最初の取引で売買すること
楽天ポイントを使って投資もできるので、いきなり身銭を切りたくない人でも始められます。
サービス名 | かぶミニ |
手数料 | 無料 ※リアルタイムの場合スプレッド0.22% |
積立投資 | |
ポイント投資 | |
注文形態 | 成行のみ |
取引口座 | 特定口座・一般口座・NISA口座 |
注文可能時間 | ・リアルタイム取引 9:00~11:30、12:30~15:00 ・寄付取引 17:00~8:45 |
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SBI証券
SBI証券では1株から取引ができる「S株」が利用できます。
1番の特徴は取引コストが一切かからず取引できること。スプレッドもかかりません。
TポイントやPontaポイントを使って投資もできるので、お試しで投資を始めやすい証券会社です。
取扱商品数やサービスはネット証券トップクラスなので、SBI証券で口座開設しておけば間違いありません。
サービス名 | S株 |
手数料 | 無料 |
積立投資 | |
ポイント投資 | |
注文形態 | 成行のみ |
取引口座 | 特定口座・一般口座・NISA口座 |
注文可能時間 | 24時間 |
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マネックス証券
マネックス証券は1株から取引できる「ワン株」が利用できます。
ワン株は買付手数料が無料で利用でき、売却時もNISA銘柄なら手数料がかかりません。
注文は当日の午前11:30までに注文すれば、午後の最初に取引される価格で約定します。
ネット証券で唯一、ミニ株・単元未満株の貸出しができるので、株式を保有しているだけで金利を受け取れますよ。
サービス名 | ワン株 |
手数料 | 買付無料 売却時0.55%(最低52円) (NISA口座の場合、無料) |
積立投資 | |
ポイント投資 | |
注文形態 | 成行のみ |
取引口座 | 特定口座・一般口座・NISA口座 |
注文可能時間 | 5:00~15:00 17:00~2:00 |
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ミニ株・単元未満株で買えるおすすめ銘柄10選
会社名 | 配当利回り | 株価 | 概要 |
---|---|---|---|
JT(2914) | 4.65% | 4,165円 | 国内たばこシェアは6割。M &Aで海外たばこ事業も拡大中。医薬品にも注力。増配に積極で高配当株式の王道銘柄 |
花王(4452) | 2.42% | 6,108円 | 34期連続増配は堂々の1位。日本を代表する日用品メーカー。国内洗剤、トイレタリーのシェア1位、化粧品2位。海外事業にも積極的。傘下にカネボウ化粧品。 |
アステラス製薬(4503) | 4.45% | 1,584円 | 国内シェア2位の製薬会社。新薬に特化。海外での売上が80%を占めるグローバル企業。株主還元に積極的で発足以来、減配なし。 |
ブリヂストン(5108) | 3.14% | 6,673円 | タイヤメーカーでは世界トップ企業。低燃費タイヤやパンクに強いタイヤの技術に定評がある。景気に左右されやすい銘柄だが、長期的に見れば業績は右肩上がり。 |
コマツ(6301) | 3.15% | 4,566円 | 総合建設機械メーカーで国内1位の企業。世界でもキャタピーラーに次ぐ2位。2017年に「ジョイ・グローバル社」を買収し、石炭の需要減に対応した坑内掘り機械事業も獲得。 |
伊藤忠商事(8001) | 2.35% | 6,792円 | 大手総合商社。他の総合商社に比べて非資源事業の割合が多い。中国事業に強みを持つ。傘下企業にファミマを持つ。業績は好調なので、株価は堅調に推移。 |
三井物産(8031) | 2.28% | 7,358円 | 大手総合商社。三井グループの中核企業。金属資源。エネルギー分野に強い収益基盤を持つ。アジアで高まる医療ニーズを収益化するべくアジア最大の民間病院「IHH社」に追加出資 |
三菱商事(8058) | 1.93% | 3,597円 | 総合商社最大手。三菱グループの御三家であり、中核企業。資源・非資源共に強力な事業基盤を持つ。配当政策や自社株買いなど株主還元に積極的。 |
三菱HCキャピタル(8593) | 3.49% | 1,059円 | 三菱グループ中核リース企業。25期連続で増配中。日立キャピタルと2021年に経営統合。情報機器のリースに強い。M &Aで海外に積極展開 |
日本製鉄(5401) | 4.44% | 3,598円 | 日本最大手、世界でもトップクラスの鉄鋼メーカーであり、世界15カ国以上に生産拠点を持つ。米国のUSスチール買収承認で今後の事業展開に期待。PBR1倍割れで割安感もある。 |
ここでは倒産する可能性が低い超優良銘柄と、連続増配を継続している銘柄を紹介しています。
投資に慣れるまでは1株ずつ買っていき、まずは10銘柄を買い揃えましょう。
慣れてきたらご自身の中で「これだ」という銘柄を選んでいただき、ポートフォリオをどんどん充実させるのがおすすめです。
投資資金がたくさんあっても1度に投資するのはNGです。
1株ずつ様々な銘柄に分散投資するのが王道ルートです。
投資はあくまで自己責任で行うものです。
ここで紹介した銘柄が確実に収益が上がるわけではありません。
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ミニ株・単元未満株デビューまでの5ステップ
- 1株で買える証券会社を決める
- 証券口座を開設する
- 口座に入金する
- 銘柄を選ぶ
- 購入する
1つずつ解説します。
まずは1株から取引できる証券会社を決めましょう。
おすすめは手数料が安いネット証券です。
おすすめは以下の4社です。
証券会社名 | サービス名 | 売買手数料 | NISA |
---|---|---|---|
楽天証券 | かぶミニ | 無料※スプレッドあり | |
SBI証券 | s株 | 無料 | |
マネックス証券 | ワン株 | 買付無料 売却時0.55%(税込) | |
auカブコム証券 | プチ株 | 約定代金の0.55%(税込)最低52円 ※NISA利用時無料 |
証券会社が決まったら口座開設です。
免許証やマイナンバーカードなどの本人確認書類が必要なので、用意しておきましょう。
口座開設を申し込んでから1〜2日程度で手続きは完了します。
ほとんどの証券会社では「クイック入金」または「銀行振込」のどちらかでしょう。
入金には手数料がかかる場合があるので、まとめて入金するのがおすすめです。
入金したらいよいよ銘柄選びです。
おすすめの銘柄は以下の10社です。
会社名 | 配当利回り | 株価 |
---|---|---|
JT(2914) | 4.65% | 4,165円 |
花王(4452) | 2.42% | 6,108円 |
アステラス製薬(4503) | 4.45% | 1,584円 |
ブリヂストン(5108) | 3.14% | 6,673円 |
コマツ(6301) | 3.15% | 4,566円 |
伊藤忠商事(8001) | 2.35% | 6,792円 |
三井物産(8031) | 2.28% | 7,358円 |
三菱商事(8058) | 1.93% | 3,597円 |
三菱HCキャピタル(8593) | 3.49% | 1,059円 |
日本製鉄(5401) | 4.44% | 3,598円 |
これ以外でもご自身が投資したい銘柄を選んでみましょう。
投資が楽しくなります。
銘柄が決まったら購入です。
1度にまとめて買うのではなく、リスク分散の観点から1株ずつ買いましょう。
ミニ株・単元未満株には以下の注意点がありますので覚えておいてくださいね。
- 指値注文はできない
- 約定した価格で買えるとは限らない
- 信用取引はできない
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ミニ株・単元未満株で資産を増やす方法は長期で持つこと
ミニ株・単元未満株は少ない元手で投資を始められるので、初心者におすすめです。
しかし、株式なので時には暴落することもあるでしょう。
大切なことは暴落しても淡々と投資を続けることです。そのためにも余裕資金で投資をすることが大切ですよ。
長期で投資を続けていれば、複利の力を味方につけることができます。
複利は利息に対しても利息が付くので、資産が雪だるま式に資産が増えていく現象です。投資する期間が長ければ長いほど複利の効果は大きくなります。
以下は複利の効果について解説した図です。
投資の王道は、長期で持つことです。忘れないように胸に刻んでおきましょう。
ミニ株・単元未満株に関するよくある質問
- ミニ株・単元未満株はどんな方におすすめですか?
-
個別株投資をこれから始めたい方におすすめです。
少ない元手でリスクを抑えた投資ができます。 - ミニ株が100株になったらどうなる?
-
自動的に単元株となり、議決権が与えられます。
議決権があると、株主総会の決議に参加し、あなたの意見を企業の活動に反映させることができます。
単元株の株が多ければ多いほど、議決権の力は強いです。 - ミニ株・単元未満株でNISAは使えますか?
-
NISAの「成長投資枠」で取引ができますので、非課税のメリットを活かせます。
「つみたて投資枠」は利用できませんので、注意しましょう。 - ミニ株・単元未満株と「るいとう」では何が違いますか?
-
るいとうとは「毎月1万円」など、金額を指定して株式を購入し続けることです。
1株ずつ買うミニ株・単元未満株とは似て異なる投資方法です。
長期で分散投資がしやすい点では、両者同じと言えます。
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